岡山県は、林業技術研修施設の新築に伴う基本・実施設計と既設建物の解体設計を山陽設計(岡山市中区)に委託した。納期は2020年3月20日。本体工事の発注は20年度になる。
新施設の規模は、研修棟が木造(CLTパネル工法)2階建て延べ560平方b、実習棟が木造平屋360平方b。研修棟には教室(1階は定員48〜72人、2階は定員24〜36人)をはじめ収納庫や応接室兼教壇室、事務室、就職相談室、更衣室、シャワー室、便所などを設ける。実習棟は大型シャッターを2基設置した、吹き抜けの伐木造材実習室となる。また、両棟をつなぐ渡り廊下を2カ所に設置する。実習棟の構造形式については鉄筋コンクリート造なども検討する。
既存の研修宿舎「那岐寮」を取り壊した跡地に建設する。那岐寮の規模は木造平屋310平方b。近接する林業普及展示館(同構造102平方b)なども解体する。
建設地は勝央町植月中。
「提供:建通新聞社」