小千谷市は、「旧小千谷総合病院跡地整備事業」の事業者選定に向けた公募型プロポーザルについて、早ければ今週にも公告したい考えだ。
入札参加者は▽設計業者▽建設業者▽工事監理業者▽維持管理業者▽運営業者(開館準備業務含む)▽民間収益事業者−で構成。参加表明書は8月下旬まで受付、12月下旬に優先交渉権者を決定する予定となっている。
資格が、建設業者は建築の総合評点1300点以上で、6年4月以降に延べ面積3000平方メートル以上の公共施設の元請施工実績を有すること。設計業者は一級建築士事務所の登録、6年4月以降に延べ面積3000平方メートル以上の公立図書館の実施設計の元請実績など。維持管理業者は6年4月以降に延べ面積3000平方メートル以上の公共施設の維持管理業務実績など。
計画では、本町1丁目地内の旧小千谷総合病院(RC造4階建て延べ1万9800平方メートル)を解体した跡地にPFI事業(BTO方式)により、図書館を中心に郷土資料館、ダンススタジオ、音楽スタジオ、屋内・屋外広場、屋根付き屋外スペース、カフェなどの機能を盛り込んだ施設を建設する計画。規模は延べ3700平方メートル程度を想定している。
6月補正予算案には、債務負担行為補正で図書館等複合施設整備・運営および維持管理事業の限度額(19−37年度)49億円を設定。事業者決定後のスケジュールは、20年1月に基本協定、2月に仮事業契約、3月に事業契約を締結する。施設整備期間は20−22年度の3カ年で、23年3月の供用開始を目指す。民間活力導入可能性調査は日本総合研究所(東京都)が担当した。
そのほか、旧小千谷総合病院解体工事については、加賀田組・キムラJVに落札済み。