神奈川県県土整備局がまとめた2019年度6月補正予算案の工事箇所表によると、箇所総数は95カ所で、道路橋りょう費56カ所、河川海岸費19カ所、砂防費7カ所、港湾費1カ所、都市計画費8カ所、住宅費4カ所の内訳。事業別の予算額は、河川改修(金目川護岸工他)が51億3143万円、公営住宅整備(川上第二団地他)が16億0938万円などとなっている。
河川改修のうち12カ所49億5143万円は公共事業分。金目川(平塚市上平塚)護岸工の他、引地川(藤沢市下土棚)の遊水地工・護岸工、恩田川(横浜市緑区十日市場町他)の河床掘削工などがある。単独事業分は田越川(逗子市逗子2丁目)の護岸工など5カ所1億8000万円。
公営住宅整備は、住宅の水周り部分を中心に機能を改善する個別改善事業を川上第二(横浜市戸塚区川上町)や有馬(川崎市宮前区東有馬5丁目)など4団地496戸で実施する予定。
道路橋りょう関係では、橋りょう補修に4億5800万円を投じる。うち公共事業は国道134号花水川橋(平塚市虹ケ浜〜唐ケ原)の耐震補強など4カ所3億0400万円、単独事業は県道42号(藤沢座間厚木)座架依橋(座間市新田宿〜厚木市関口)の耐震補強など5カ所1億5400万円としている。
17カ所とした交通安全施設整備は県道26号(横須賀三崎)の委託(三浦市三崎4丁目他)、国道129号の交差点改良工(平塚市大神)などが対象。いずれも単独事業で予算総額は2億2930万円とした。
街路整備は16カ所7億7601万円(公共事業8カ所5億9106万円、単独事業8カ所1億8495万円)。安浦下浦線、曽屋I巻線の改良工などが対象。
道路改良は単独事業が県道611号(大山板戸)、県道731号(矢倉沢仙石原)の2カ所6000万円、公共事業が県道601号(酒井金田)など3カ所9793万円とした。
道路補修は国道134号の舗装工(藤沢市片瀬海岸1丁目〜辻堂西海岸3丁目)など3カ所に4599万円、電線地中化は県道61号(平塚伊勢原)の舗装工(平塚市追分〜富士見町)など5カ所に5000万円を予定している。
この他、急傾斜地崩壊対策として山北町岸の法面工など3カ所に7000万円(単独事業)、横須賀市粟田2丁目の法面工など2カ所に5800万円を投じる計画。
提供:建通新聞社