中能登町は13日、旧滝尾小跡地(井田)における久江、芹川2町営住宅建て替えに向け、民間から事業内容や事業スキームなどについて意見・提案を求める「サウンディング型市場調査」(官民対話)の実施要領を公表した。対話参加の申し込みは7月1日まで受け付ける。
現地見学会は今月25日に開催する予定で、参加希望者は21日までに事前申し込みが必要となる。
官民対話の対象者は、事業の実施主体として応募を検討する法人や企業グループ。事業の一部参画を希望する法人も参加できる。対話期間は7月8〜12日で、8月に対話結果を公表する予定としている。
対話では、町営住宅建て替えのほか、既存体育館・ランチルームの利活用、公民複合機能施設整備、入居者移転支援、町営住宅指定管理者制度の民間活力導入範囲、土地利用の考え方、事業スケジュールなどについて意見を募る。
町は土地利用の方針について(1)町営住宅建て替えゾーン(約0・35ヘクタール)(2)子育て支援・健康増進ゾーン(約0・6ヘクタール)(3)民間事業ゾーン(約0・5ヘクタール)―の3エリアを提示。町営住宅建て替え事業(30戸)ではBTO(建設・移転・運営)方式、公民複合機能施設はコンセッション方式を想定している。
町営住宅の指定管理期間については、久江、芹川住宅が30年間、その他住宅が5年間を見込む。
事業全体スケジュール案では、官民対話で得たアイデアやノウハウを踏まえ、8月をめどに基本構想(担当・計画情報研究所)を策定する。その後、20年6月の実施方針公表、同年8〜11月の公募公示・事業者選定、21年3月の契約締結を想定している。
申し込みは、同町土木建設課でメール(dobokukensetsu@town.nakanoto.ishikawa.jp)で受け付ける。問い合わせはTEL0767(76)2435へ。