徳島市は、「矢三西住宅実施設計業務」を一般競争入札した結果、基本設計を担当した象企画(徳島市)が落札した。6月中旬をめどに契約手続きを行い、2020年2月28日までの期間で業務を進めていく。
業務概要は、▽共同住宅鉄筋コンクリート造4階建て建築工事設計業務一式(構造設計を含む)▽建築工事設計業務に伴う設備工事設計業務一式(受変電設備・消防設備・浄化槽設備を含む)▽外構工事設計業務一式−など。この他、19年8月末までの工事費概算書の提出を求めており、20年度以降早期の工事発注を目指し、必要な準備が進められる運び。
事業は、北矢三町3丁目地内の矢三西住宅について、老朽化・耐震化対策などで建て替えを図るもの。基本設計段階では、5013平方bの敷地に鉄筋コンクリート造4階建て延べ3400平方b程度の住棟(51戸程度)が見込まれていた。
また、現市営住宅の既存は木造平屋10戸(2戸1棟タイプ)とブロック造平屋18戸(長屋タイプ)の計28戸。1960年に整備された。市は2021年度末までに公営住宅の耐震化率を95%に高める方針を掲げており、これに合わせた整備進捗が図られる見通しだ。
提供:建通新聞社