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　会員制ディスカウントストア「コストコ」の上益城郡御船町への出店が正式に決まった。6日、コストコホールセールジャパンのケンテリオ代表取締役と御船町の藤木正幸町長が、県庁で立地協定に調印。2021年春の開業を目指す。
　計画によると、建設地は御船町小坂字宮田・東八龍地区で、九州自動車道と国道445号が交差する御船ＩＣ東側の農地（敷地面積約5万6000平方�b）。店名は「コストコホールセール熊本倉庫店（仮称）」で、店舗の規模は平屋建約1万5000平方�b。敷地内にはガソリンスタンドを併設し、約800台分の駐車場を確保する。
　調印式で、ケンテリオ氏は「熊本という新しい場所に、新店舗をつくれることを嬉しく思う。（出店地は）九州の真ん中で、インターチェンジの至近にあるため、好立地で九州のどこからでも来店しやすい」と挨拶した。
　藤木町長は「復興のシンボルとして、全町体制でコストコとの誘致交渉を進めてきた。新たな人の流れ、雇用の創出、定住の促進など、多様な波及効果が期待される。一日も早い開業に向け誠意を持って協力したい」と喜んだ。調印に立ち会った蒲島郁夫知事も「熊本の新たな魅力になる。交流人口の拡大が期待され、復興の後押しにもなる」と歓迎した。
　コストコは国内26店舗を展開しており、熊本店は福岡県内の2店舗に次いで九州3店舗目となる。地元から200人以上を雇用する予定で、防災協定の締結なども考えているという。

提供：西日本建設新聞社
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