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建設経済新聞社
2019/06/13

【京都】府内水道事業(北・中・南) 広域化8パターン効果分析

 京都府は、府内市町村水道事業の広域化・広域連携を検討するため、単独で事業継続した場合と広域化した場合の経営状況等の将来見通しをシミュレーションし、広域化効果を分析する。
 調査対象は、北部圏域が福知山市、舞鶴市、綾部市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町、中部圏域が亀岡市、南丹市、京丹波町、南部圏域が井手町、宇治田原町、笠置町、和束町、南山城村の3圏域・15市町村。水道事業の経営体制や施設・設備の状況などについて、水道事業者ごとの現状把握と将来見通しのシミュレーションを行う。
 あわせて広域化・広域連携の検討のため、3圏域で全ての対象市町村が事業統合又は経営の一体化を行った場合(計6パターン)と、1圏域で対象市町村の一部が事業統合又は経営の一体化を行った場合(計2パターン)の合計8パターンの将来見通しをシミュレーションし、算出された広域化効果の分析を行う。広域化に向けた課題もまとめる。シミュレーションの期間は2018年(平成30年)を起点に、50年後の2068年まで。
 府はこのほど、京都府水道事業のあり方に関する将来推計業務について、指名競争入札で通知した。近く開札し、担当業者を決める。委託期間は令和2年3月24日まで。
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 なお府は、5月31日開札の指名競争入札で京都府営水道アセットマネジメント検討業務を建設技術研究所に委託した。
 内容は、府営水道と受水市町の持続可能な事業運営を目指し、将来の水需要に対応した施設配置を検討するもの。検討対象は、府営水道及び南部の受水市町11事業体(宇治市、城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、京田辺市、木津川市(旧木津町の区域)、大山崎町、久御山町、精華町)の属する行政区域全域。目標年次は2057年度。