北海道建設新聞社
2019/06/12
【北海道】砂川市庁舎月内にも公告 総事業費44億円見込む
砂川市は、ことし8月に着工する市役所庁舎建設について、早ければ6月中にも一般競争で公告する予定だ。市は、17日に開会する第2回定例市議会に庁舎建設の着工費を補正予算案として提出する。可決次第、公告となる見通しだが、現段階では参加要件の設定や、工種ごとの分割発注などは流動的な部分を残している。市としては8月の着工、2021年3月の完成を目指し、総事業費には44億円を見込んでいる。
市は、1970年建設で老朽化が進み、バリアフリーにも対応していないことから、現庁舎の改築を計画。建設地は、西7条北2丁目にある市立病院の職員駐車場として利用されている敷地。基本・実施設計は大建設計が担当した。
市が公表した実施設計概要によると、新庁舎の規模はS造、地下1地上4階塔屋1階、延べ5932平方bある。基本設計の時点より172平方b増床した。正面玄関は北側に設置し、駐車場は新庁舎の北側のほか、現庁舎解体後の跡地にも設ける。一般車、公用車など合わせて335台分を確保する。
このほか、バリアフリー対応のため、エレベーターを2基設置し、環境負荷低減・省エネルギーのため、地中熱ヒートポンプを設置する。
概算事業費は、建設費に36億200万円、外構に9600万円、旧庁舎解体・駐車場整備などに2億3000万円、その他の経費に5億3100万円の計44億5900万円となっている。
市は、ことし8月にも新庁舎建設に着工し、完成は20年度末、供用開始は21年5月ごろを予定。その後、現庁舎を解体し、22年には駐車場の造成を進める見通しだ。