一般社団法人日本建設業連合会北陸支部(支部長・芦田徹也鹿島北陸支店執行役員支店長)は10日、19年度定時総会を新潟市中央区で開き、安全安心で活力ある地域づくりに向けて一丸となることを誓った。
任期満了に伴う役員改選で再任された芦田支部長は、本部総会で示された活動方針に触れ「働き方改革と生産性の向上や週休2日制、建設キャリアアップシステムの取り組みの改革を後戻りさせないよう、地域の守り手としての使命を感じている。責務を果たすため、全力を注ぐ」と強い決意を示した。さらに、安全管理と品質管理の徹底を強調した上で「意識を高揚させ、地域社会から理解を得られる活動を推進し労働災害を撲滅させる」と気を引き締めた。また、親子や市民の工事現場見学会を通じ、産官学が一体となった建設業界のイメージアップを積極的に展開することを確認した。
議事では、18年度の事業実施状況および予算執行状況を承認したほか、19年度事業実施計画と予算執行計画が報告。実施計画には、▽公共事業の円滑な実施▽積算の適正化と資材対策▽安全対策▽広報活動▽担い手の確保・育成に向けた対応▽災害対策等への対応などを盛った。10月2日と3日に富山県で開催される「けんせつフェア北陸」に参加することが説明された。
その後、18年度事故防止対策に取り組んだ「十日町病院(第2工区)建築工事」(熊谷組・水倉組・協和建設JV)の1作業場を表彰した。