県県土整備部住宅課は7日、「金ケ作県営住宅第2期基本設計業務委託(平成31年度)」の簡易公募型指名競争入札を公告した。松戸市金ケ作地先の県営住宅用地に公営住宅54戸を整備するため、集会所や駐輪場など付帯施設を含めた新築に係る基本設計を委託する。応募調書資料の提出を今月25日まで受け付け、8月8日に開札する。履行期限は2020年1月31日まで。予定価格、調査基準価格は事後公表。事業費は県の当初予算で2497万円を措置している。
応募資格要件は▽県内本店▽一級建築士事務所登録▽過去10年間に、配置予定管理技術者が元請けとしてRC造、SRC造またはS造で、1棟の延べ面積が1500u以上の建築物の新築、増築または改築に係る基本設計または実施設計業務の経験のある者――など。
同住宅の建設場所は、10年度に新設住宅用地として取得した松戸市金ケ作字小作台222―1地先の一部。敷地面積は5990・82u。用途地域は市街化調整区域。整備する施設は共同住宅54戸と集会所、駐輪場など。建物規模は、共同住宅がRC造5階建て延べ約3000u、集会所がRC造平屋建て延べ約100u。工事は新築工事のほかに、外構工事、給排水設備工事、雨水排水工事設備工事(雨水貯留槽を含む)、ガス設備工事、電気供給設備工事などを予定。工事の実施時期は未定。
基本設計の委託に先駆けて、昨年度では設計条件等を整理するための「金ケ作県営住宅第2期条件整理業務」をランドブレイン(東京都千代田区平河町1―2―10)に委託し実施している。
同住宅は全体で約190戸を整備する計画。1期136戸を09〜10年度の2か年で整備した。1期の建物規模はRC造5階建て2棟延べ約8152u(1号棟延べ4649u、2号棟延べ3503u)。戸数は1号棟79戸、2号棟57戸。設計は鈴木建築設計事務所(松戸市南花島1―5―11)が担当。工事は、建築を鎌形・鵜沢JV、電気設備をE&Eシステム、衛生設備を早見設備が施工した。
県営住宅の整備ではこのほか、本年度で鎌ケ谷市の佐津間県営住宅第1期建築工事に着工する。
同住宅の建設場所は鎌ケ谷市佐津間字火焼田222―9地先。敷地面積は9920・15u。用途地域は市街化調整区域(建ぺい率60%、容積率200%)。建物規模はRC造3階建て(最高高さ10m)延べ1865・31u。戸数は1棟29戸を予定。
実施設計は千葉土屋建築研究所(千葉市美浜区中瀬1―6)が担当。
工事は建築、衛生設備、電気設備の3件分離で発注。建築を第3四半期、設備を第4四半期に公告の予定。