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建通新聞社(中部)
2019/06/06

【岐阜】PFI可能性調査と計画見直し 岐阜羽島ごみ処理施設

 岐阜羽島衛生施設組合(岐阜市、羽島市、岐南町、笠松町で構成)は、羽島市内に建設する「次期ごみ処理施設」のPFI導入可能性調査を行うとともに基本計画を見直す。日建技術コンサルタント岐阜営業所(岐阜市)に業務を委託し2020年3月末までにまとめる。
 PFIの導入可能性調査については別途委託する予定だったが、今回の業務に盛り込んだ。修正部については、環境アセスメントに必要な機械施設の配置やごみ質分析、時点修正を行う。また余熱利用の地域貢献施設の検討も行う。19年度末に行うパブリックコメントを経て見直し案をまとめる。
 今後は20年度に都市計画決定の手続きに着手し、21年度に用地取得。事業者選定を22年度の早期に行い、24年度に工事着手する見通し。稼働は28年度を目指す。
 18年3月にまとめた基本計画では、建設にかかる概算費用は134億〜143億円。ごみ処理施設の規模は日最大132d。人口減少などに伴い岐阜市境川にある既存のごみ処理施設より若干小規模となる(旧ごみ処理施設は日最大180d)。
 構造は未定だが、ごみ処理棟、管理棟、計量棟、ストックヤードなどで構成する。建設地は福寿町平方地内の平方第2土地区画整理事業の保留地約3f。ごみ処理方式は焼却とガス化溶融。焼却施設はストーカ式と流動床式、ガス化溶融施設はシャフト炉式と流動床式を採用する。また焼却の際に発生する余熱は発電に利用する。熱交換設備は廃熱ボイラ方式を採用し、エネルギー回収率16・5%以上を目標とする。
 基本計画策は、エイト日本技術開発岐阜事務所(岐阜市)が担当した。

提供:建通新聞社