北海道建設新聞社
2019/06/06
【北海道】アルファコート、北見市内で再開発 経済センター改築も
アルファコート(札幌市中央区南1条西7丁目1の3、川村裕二社長)は、北見市北3条・4条東1丁目地区で第1種市街地再開発を計画している。北見商工会議所が入居する北見経済センター改築や、有料老人ホーム、分譲マンションの新築などを構想しており、年内にも基本計画をまとめる方針。解体を含め、2021年秋ごろからの着工を見込んでいる。
市北3条・4条東1丁目地区は、JR北見駅や建設中の市新庁舎などがあるエリアと、北見赤十字病院があるエリアとの中間地点。北見商工会議所の事務所が入る北見経済センターをはじめ、駐車場2カ所、事務所などが入居するビルや店舗がある。対象区間の敷地面積は約6560m²。
1地権者の北見商工会議所は、老朽化した北見経済センター(RC造、3階、延べ2119m²)の再整備が課題となっていることや、市が目指す2拠点1軸構想に沿う計画と見て、再開発への参画に前向きな考えを持っている。24日に開催する議員総会で正式に意思決定する見通しだ。
同社が同商議所に示した再開発整備案によると、新北見経済センターに加え、有料老人ホーム、市が目指すまちなか居住を推進する分譲マンション建設などを考えている。新北見経済センターの規模について、同商議所は約1300m²と要望しており、同社では3階建てを想定しているという。同商議所は、事業実施に当たり、地元企業の起用も要望している。
スケジュールとしては、19年12月までに権利者協議、基本計画作りを進め、11月から20年4月の間で事業計画を作成。20年度は都市計画決定や事業認可を見込み、21年4―7月の実施設計、同年秋ごろからの解体、工事開始を見込む。完成は23年5月ごろと想定する。