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　新潟県建設専門工事業団体連合会（近喜男会長）は４日、１９年度定時社員総会を新潟市中央区で開き、任期満了に伴う役員改選では近会長を再任した。
　会に先立ち、近会長は「法定福利費の確保と請負単価の２０％引上げを実現するために協力をお願いしたい」と呼び掛けるとともに、関係機関への要望活動を積極的に行う考えを示した。また、建設キャリアアップシステムの運用や、外国人労働者の特定技能者受入れ、有給休暇の義務化などを挙げ「さまざまな取り組みが始まり、一致団結し、それに対応しなければいけない」と重ねて強調した。
　議事に入り、長時間労働の是正および週休２日の確保などを着実に行うための講習会や、北陸地区連合会および全国建専連と連携・協力、発注機関との意見交換を通じ課題解決に取り組むことを確認。また、魅力ある労働環境や処遇改善を図るとともに、将来を担う人材の育成と技能伝承が安定的に行われるよう、専門工事業の必要性とものづくりの魅力を関係機関等に発信する調査広報事業、構造改善事業（元下関係の諸問題の研究、行政および関係機関等からの情報収集）、経営革新事業（各業種別法定福利費標準見積書の周知徹底、経営向上・革新に関する研修会の開催）などを盛った１９年度活動計画など６議案を承認した。
　総会後の優秀施工者表彰では五十嵐一吉氏（千野工務店）、幸内和晃氏（塗装内田組）、稲川剛司氏（田村製作所）、小田島吉克氏（鈴木内装）、加瀬谷輝彦氏（佐久間工業）、小林英幸氏（コウユー工業）の６人の栄誉をたたえた。