大垣市は、郭町東西街区土地区画整理事業の事業認可取得へ向けた検討業務を日本測地設計中部事務所(名古屋市西区)に委託した。2020年3月19日までにまとめる。
市は18年度に同事業を都市計画決定し、19年度内に岐阜県の事業認可取得を目標としている。このため今回の委託で地権者との調整を行いながら認可取得へ向けた道路や水路の基本設計や換地設計などを行う。
同事業は郭町と郭町東の面積約1・4fが対象で、JR東海道本線大垣駅の南に位置する。地区内には、昭和20年代に建設された共同ビルの他、間口の狭小なビルや青空駐車場などが存在する。このうち共同ビルは老朽化が著しく危険な上、景観上も支障を来している状況にある。
また、同地区の隣接地には市の歴史的・文化的資産の大垣城があるが、駅通り(大垣駅南口線)と城を結ぶ道路が狭く、共同ビルが視界を遮るように立っている。
このため、同地区の土地区画整理事業で大垣城と一体となる城前広場の整備や歴史的景観と調和がとれた個別利用の宅地配置を行い良好なまちなみに形成する。
併せて商業施設や業務施設などを含む複合施設を整備する市街地再開発事業を一体的に実施することで、土地の合理的、健全な高度利用を促進しまちなか居住の推進と、にぎわいの創出を目指す。
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建通新聞社