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日刊建設工業新聞
2019/05/28

【鳥取】郡家警察署の耐震改修工事/1・1億の建築を近く発注

 県東部建築住宅事務所は、八頭町郡家にある郡家警察署の庁舎棟耐震改修工事を近く発注する。27日に開かれた資格審査会で先行して発注する建築工事の公募条件を決め、29日に入札公告する予定。概算工事費は約1億1500万円(税込み)を見込んでおり、県内建築一般A級が発注対象となる。
 1995年度に行った耐震診断で、耐震性に問題があるとされた郡家警察署と浜村警察署(鳥取市気高町北浜2丁目)について、17年度にあらためて耐震診断を行った結果、浜村警察署の耐震性に問題はなかった。しかし、郡家警察署は、耐震性に問題があったため、この結果を踏まえ、補強計画(基本設計)を策定し、18年度に、建築をテイク(鳥取市)、設備を福田設計(鳥取市)に委託して実施設計を行った。
 71年度に建築した郡家警察署は、鉄筋コンクリート2階建て延べ面積1069平方b。門脇構造研究所(鳥取市)で策定した補強計画では、鉄骨ブレース2カ所(2構面)を新設し、鉄骨梁端部10カ所を補強するほか、鉄筋コンクリート袖壁6カ所を新設する。
 また、耐震補強に合わせて長寿命化・省エネに伴う面積約334平方bを対象とした屋上防水改修(改質AS防水)、面積約843平方bを対象とした外壁塗装改修(防水型複層塗材E)を行うほか、付帯工事として女子トイレを新設するほか、倉庫棟を改築する。設備工事は、空調設備、照明設備(LED化)を全面更新する。
 また、設備工事2件と工事監理委託は次週の資格審査会で公募条件を決める予定にしており、引き続き発注する。概算工事費は電気設備が約1700万円、機械設備が約3000万円を見込んでおり、それぞれA級が発注対象となる。工事期間は9カ月で工期は2020年3月13日までに設定している。

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