成田市企画政策部企画政策課は30日、「JR成田駅西口市有地活用基本調査業務委託」の選定結果を公表した。公募型プロポーザルに2者が応募し、優先交渉権者にはオリエンタルコンサルタンツ(千葉事務所・千葉市中央区新田町5―10)が選定された。履行期間は本年12月25日まで。今後、895万4000円(消費税10%含む)を上限に契約する。
調査の対象区域は成田市馬橋8番地1他16筆の面積6205・67u。区域内にはJR成田駅西口駐輪場、防犯事務所、無料第1駐輪場、無料第2駐輪場、トイレ、エスカレーター、エレベーターなどがある。
同事業は、JR成田駅西口に所在する市有地の有効活用及び市民の利便性向上を目指し、官民連携による土地の高度利用等を図り、駅前にふさわしい、にぎわいの創出と魅力ある施設を新たに整備するとともに、駅周辺のバリアフリー化を推進する。
主な業務内容は▽事業実施に向けた調査と検討に関する支援▽アンケート調査▽サウンディング調査の実施支援▽利活用方策の検討・提案▽事業化スケジュールと今後の進め方の検討▽事業者募集要項等の作成、など。
事業実施に向けた調査では、事業実施の前提となる条件や要件等の整備及び既存資料の調査などを通して、調査区域及びその周辺における課題と求められる機能を整理。
アンケート調査は市民や企業などを対象に実施。また、民間事業者の参入意向や事業の実現可能性を高める意見等を把握するため、事業実施に関心のある事業者を10社程度公募し、対話を実施するための支援を行う。
一方、利活用方策の検討では、具体的な整備課題を設定し、市有地における土地利用の基本方針を明確にするとともに、市有地の利活用方策とその実現に向けた官民連携の事業スキームを検討する。そのうえで、利活用方針の実現を図るために事業性の検証を行い、適用する整備手法の組み合わせと整備時期を明らかにする。また、事業者の募集にあたっての条件等を整理し、事業者募集に必要となる各種資料案を作成する。