北海道建設新聞社
2019/05/30
【北海道】さらなる成長へ「活力予算」 山口千歳市長が会見で強調
千歳市の山口幸太郎市長は28日、2019年度の政策予算に関する記者会見を市庁舎で開いた。「千歳は成長を続けるまち。さらなる成長に向かう活力予算」と強調。目標人口10万人に向けて勢いと活力をまちづくりに与える積極型の予算編成とし、5期目の開始年度として意気込みを示した。
市長選を控え、19年度当初予算は骨格編成。総額44億3048万6000円を追加する。
また、総合計画や公約を踏まえ、19年度から22年度に実施する重点施策を経済・雇用、市民協働・地域活動、医療・福祉、子育て・教育、都市基盤・防災の5分野で展開。19年度は89事業で事業費は104億2676万1000円とした。
山口市長は「予算は将来への投資。市民に満足してもらえることで人を呼び込む起爆剤になる」と説明。
定住促進に関し、「ホテルの建設が増えているが、そこで働いている人に定住してもらえるかが大事」と指摘し、「観光で回遊性を高めて市街地で消費してもらうと同時に、観光を支える人に定住してもらう。この両面が大事」との考えを述べた。