公益社団法人福井県下水道管路管理業協会(酒井典康会長)18年度の第40回定時社員総会は24日開かれ、任期満了に伴う役員改選で酒井会長を14期目再任し、同年度事業報告など提出議案3件をすべて原案通り了承した。会場は、福井市中央1丁目のユアーズホテルフクイで。
酒井会長(74)が冒頭あいさつ。公益法人の認定が県内建設業の先駆け(11年)に感慨を示し「今後も現場経験を生かし、後進に伝えていきたい」とリーダーシップに意欲を示した。「(今後の下水道会計の方向性に関し)包括民営化か、それともコンセッション方式とするか。いずれにしろ企業規模が小さく共同化が必要」と地域特性を踏まえ、抱負を述べた。
また、6月6日には福井市内の日野川浄化センターで管更生の地上デモを行う計画を発表。下水道専門の技術者が減少(協会設立当初の約20年前比1〜2割減)する現実を受け、公社協会として確保育成へ、研修会を主体的に担う方針。すでに福井市職員だけでも40人強が参加予定という。
なお総会に先立ち、講演会が行われ、インフラの持続性に詳しい井出多加子成蹊大学経済学部教授による「人口減少時代の下水道事業と事業費負担のあり方」が行われ、官民約70人で聴講した。
新役員名(敬称略)と所属企業
■会長
酒井典康 名誉会員
■副会長
山岸健一 新保興業
小林祐一 キープクリーン
■理事
藤田正広 西村建設
和田早苗 大北久保建設
(新)中村欣吾 成和建設
(新)小寺弘邦 東洋地工
(新)道場雄次 ダイエイ
■監事
野村一榮 野村会計事務所
(新)山本武光 クォードコーポレーション