各種設備機器を含む総事業費5・6億円 県工業技術センター敷地内に20年度着工 県は食品製造業の振興を図る目的で、大村市池田2丁目の県工業技術センター敷地内に、食品加工センターを建設する計画だ。新施設は鉄骨造平屋で、規模は約600平方bであることが分かった。各種設備機器を含めた総事業費は約5億6000万円を見込む。現在は設計業務の段階。2020年度早期に工事に入り、同年度末の完成を目指す。
同センター新築工事の設計業務は鰍hNTERMEDIA(島原市)が担当中。指名競争入札で今年2月に落札した。県によると、10月31日までの履行期限で基本・実施設計業務をまとめる。以後、入札手続きを進め、20年度早期に着工、21年3月末までに完工し、翌4月に開館させたい考えだ。
県新産業創造課によると、建設工事費や各種設備機器を含めた総事業費は約5億6000万円。整備に関しては、国の地方創生推進交付金などを活用する。
建設予定地は県工業技術センター敷地内のテニスコートで、敷地面積700平方b。現時点では、鉄骨造平屋約600平方bの新施設を建設する計画だ。
大村市で新たに建設される食品加工センターについて県は、県産農産物や消費者ニーズにこだわった高付加価値商品の試作開発からテスト販売までを計画。一貫した支援を行う方針で、食品加工センターを活用し県内食品製造業の振興を図りたい考えだ。