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建通新聞社
2019/05/28

【大阪】新病院建設へ既存解体工を第3Q

 大阪市は、市立弘済院の付属病院機能を持たせた新病院の建設に向け、建設予定地にある住吉市民病院の解体工事に着手する。第3四半期に工事を発注し、延べ床面積約1万6000平方bの既存施設を解体撤去する。新設に向けては、2020年度に実施設計に着手、21〜24年度で施工するスケジュールとしている。
 既存建物は鉄筋コンクリート造5階建てなどで、延べ床面積は1万5887平方b。内訳は、病棟が北館、西館、本館合わせて1万1365平方b、事務所・倉庫などが4522平方b。解体工事の工期は21年10月まで。解体設計は汎設計(大阪市中央区)が担当。
 施設の解体跡地には新病院を建設し、市立弘済院(吹田市)の付属病院機能を移転する。新病院の整備計画では、北側から研究棟、病院・老健棟、小児・周産期棟の3棟を建設する。災害拠点病院ではないが、一時的な避難に対応できる構造とし、施設にはバリアフリー構造、ユニバーサルデザインを採り入れる方針だ。規模などの詳細は設計段階で検討する。建設地は大阪市住之江区東加賀屋1ノ2ノ16の敷地面積1万5730平方b。用途地域は準工業地域(建ぺい率90%、容積率200%)。
 基本構想・基本計画策定業務は病院システム(東京都豊島区)が担当した。

提供:建通新聞社