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北陸工業新聞社
2019/05/25

【新潟】世界最高水準の施設に/上越火力発電所1号機が起工/地元事業者参入も後押し 

 東北電力が計画する上越火力発電所1号機新設工事の起工式が24日、上越市八千浦地内の建設地で開かれた。
 この日は、原田宏哉取締役社長執行役員をはじめ、施工を担当する大林組JV、熊谷組JV、三菱日立パワーシステムズJVの関係者、高井盛雄副知事、村山秀幸上越市長など約70人が参加。神事では、鍬入れを原田社長ら、鋤入れを大林組の多尾田望執行役員北陸支店長、熊谷組の櫻野泰則取締役社長、三菱日立パワーシステムズの河相健取締役社長が行い、工事の無事と安全を祈願した。
 原田社長は「最先端技術であるガスタービンコンバインドサイクル発電導入により世界最高水準の熱効率を目指す。高い経済性と環境負荷低減を両立する発電所として期待している。環境保全に万全を期し、無事故無災害で営業運転開始を迎えられるよう安全確保を最優先に工事を進めていく」と述べた上で「商工会議所とも連携し、地元企業が工事に参入できるよう支援したい」と力を込めた。
 同発電所の出力は57・2万kWで、管内では6番目の規模。施工は、第一工区を大林組・本間組・植木組・谷村建設・久保田建設JV、第2工区を熊谷組・福田組・加賀田組・高舘組・相村建設JV、発電設備を三菱日立パワーシステムズ・三菱電機JVが担当する。工期は22年2月まで。
 今後、タービン建屋本館(S造3階建て延べ7700平方メートル)と事務所機能などが入るサービスビルの施工者を別途選定し、7月に着工する。22年3月から試運転を開始し、23年6月に全体の完成・営業運転開始を目指していく。

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