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　横浜市環境創造局は恩田川左岸雨水幹線・未整備区間（都筑処理区、青葉区）の一部を対象とする実施設計をスタートさせた。既設区間の直上流に内径２２００�_程度、延長約０・７�`の幹線管渠を片押しのシールド工法で敷設する計画だ。東伸企画設計（横浜市中区）への業務委託を通じて諸元や施工計画などを具体化し、２０２０年度の工事着手を目指す。
　恩田川左岸雨水幹線の未整備区間は青葉区恩田町43〜しらとり台60先間の延長約１・６�`。県道真光寺長津田と県道川崎町田をルートとし、途中で東急田園都市線・田奈駅付近を通過する他、国道２４６号を横断する。下流側に既設区間（内径２２００�_〜２２００�_×１８００�_、延長約０・６�`）がある。
　18年度に東伸企画設計で基本設計を進め、幹線管渠の断面や工法、田奈駅付近で発生する浸水被害の早期軽減策などを検討。その結果、まず既設区間の直上流（未整備区間の下流）に当たる青葉区田奈町78〜しらとり台60先間に、内径２２００�_程度で延長約０・７�`の幹線管渠を敷設することにした。県道川崎町田の拡幅用地へ発進・到達立坑を設け、同県道下約10�bに片押しのシールド工法で構築する方針だ。
　また、上流側の田奈駅付近に、幹線管渠につながる延長約０・２�`の管渠を開削工法で別途敷設。近くの水路に排水している雨水を幹線管渠に取り込めるようにして、水路溢水（いっすい）による浸水被害を防ぐ考え。
　今回の実施設計ではこれら管渠の諸元を確定するともに、幹線管渠の立坑位置やシールドマシンの掘進方向、国道２４６号横断部に存在する橋台基礎との取り合いなど検討して施工計画を立案。工事に必要な図書を作って20年度の発注につなげる。20年３月31日が履行期限となっている。

提供：建通新聞社