福井県建築士事務所協会(木下賀之会長)の令和元年度通常総会は21日開かれ、来年10月9日の第44回全国福井大会の成功へ本格準備に入る事業計画案など全4議案をすべて原案通り了承した。
会場は福井市大手3丁目のホテルフジタ福井で。
冒頭、木下会長(67)が建築士事務所憲章の朗読後に挨拶。「取り巻く環境は厳しいが、会員同士の協力で乗り切りを」などと呼び掛けた。来賓の田中忠範県建築住宅課長と酒井尚輝福井市建築指導課長は、行政課題や昨今の免震データ改ざん問題などを指摘し、信頼回復へ取り組みの強化が不可欠と祝辞した。
18年度は、日本建築士事務所協会連合会や同協会政経研究会の事業協力などを継続。正会員入会は6事務所(藤井建築設計室、ヒャッカ、岸田建築設計事務所、ヒロ設備計画、水上総建築、高田建築設計事務所)、退会4事務所を報告。19年度は、11月に建築士事務所開設者と管理建築士のための管理研修会を予定するなど総務財務、教育・情報、業務・技術、広報・渉外、指導、基本問題検討会、耐震特別の7委員会ごと事業展開を図る方針。総会後は、賛助会員との懇親会が行われ、歌門敬二県建築士会会長が乾杯し、来賓多数とともに交流を深めあった。
令和元年度 主な事業計画
■第44回建築士事務所全国大会(福井大会)開催へ準備 令和2年10月9日開催 (話創会は前日8日開催) 会場はフェニックスプラザ(話創会は福井パレスホテル)
■総務・財務委員会 改正建築士法・基準法の関連取り組み 20年福井建築年賀会(当番団体前倒し=建築士事務所協会および建築設計監理協会)協力など
■教育・情報委員会 管理建築士講習8月9日 建築士定期講習5月31日と8月28日 ふくい建築賞の事業運営など
■基本問題検討会 建築3会共同事業実施 災害時の支援活動等検討など
■耐震特別委員会 建築物耐震診断・補強計画等業務指導 行政への耐震診断・補強計画評定料および同業務料等の普及キャンペーン強化など