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建通新聞社(中部)
2019/05/21

【愛知】名市住都 名鉄本線連立 方法書作成に着手

 名古屋市住宅都市局は、名鉄名古屋本線山崎川〜天白川間の連続立体交差事業の着手に向けて、環境影響評価方法書の作成に着手する。これに先立ち、作成業務の一般競争入札を公告した。入札書は5月22〜23日に受け付ける。履行期間は2020年2月14日まで。方法書の環境局への提出時期に12月下旬を想定して準備を進める考えだ。
 事業区間は、名鉄名古屋本線呼続駅南側で交差する平針名古屋港線から天白川手前までの延長約3・9`。区間内には桜駅と本笠寺駅、本星崎駅の3駅と12カ所の踏切がある。交差する幹線道路は、北側から豊田新屋敷線、東海橋線、笠寺緑線、名古屋環状線(桜・本笠寺地区)、弦月宝生線、星崎鳴海線(同、本星崎地区)。
 駅施設は本笠寺駅が2面4線、桜駅と本星崎駅は2面2線。立体交差方法は高架方式、施工方法は仮線工法。
 18年度に作成した環境配慮書を踏まえて、環境影響評価の具体的な実施方法を決める。市民意見や市長意見を行った上で、方法書をまとめる。
 事業予定区間内のボトルネック踏切は▽桜5号踏切(豊田新屋敷線)▽桜2号踏切(東海橋線)▽鳴海8号踏切(星崎鳴海線)―の3カ所。また、立体交差化している名古屋環状線も鉄道交差部が6車線から4車線に減少して渋滞発生の要因になっている。
 19年度は方法書の手続きを進める他、構造物概略設計を名古屋鉄道に委託して進める計画。また、市発注業務では側道部の道路基本設計も委託する考え。
 同事業北側に隣接する、山崎川渡河橋梁部や呼続駅を含む延長約0・7`の区間は、緑政土木局が特定構造物改築事業で高架化する方針(妙音通との交差部南側から呼続駅の南側にある桜6号踏切まで、連続立体交差事業と重複区間あり)。特定構造物改築事業は19年度末の事業認可取得を目指している。

提供:建通新聞社