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北陸工業新聞社
2019/05/18

【石川】広域交流道路の整備促進/竹俣土木部長が施策説明/県議会予算委協 

 石川県議会予算委員会協議会は17日開き、各部局長らが2019年度主要施策の概要をそれぞれ示した。
 このうち、竹俣隆一土木部長は今年度における同部基本方針に基づき、主な施策の概要などを説明。北陸新幹線金沢開業効果を持続・発展させる交流基盤の整備促進に関して、道路整備では『ダブルラダー輝きの美知』構想に基づき、金沢外環状道路海側幹線をはじめ、のと里山海道4車線化や加賀海浜産業道路など、広域交流ネットワーク道路の整備を進めていくと強調した。また、金沢港のクルーズ・貨物両面での拠点港化に向けてクルーズターミナル建設などの機能強化整備や、七尾港の国際物流拠点化を進め、金沢城公園における鼠多門・鼠多門橋復元整備、主要観光地の無電柱化など魅力ある受け地づくりも進めていく。
 県民生活の安全・安心の確保では、頻発する集中豪雨に備え、抜本的な河川改良や即効性のある治水対策、要配慮者利用施設周辺での土砂災害対策を重点的に行うとともに、緊急輸送道路の防災対策、県水送水管耐震化を促進し、災害に強い県土づくりを推し進める。
 橋梁やトンネルなどについて、計画的な点検・補修による適切な維持管理を行い、長寿命化を図る。身近な生活道路の舗装補修や、通学路の安全対策も講じていく。建設業の担い手確保に向け、幅広い人材への入職PR、ICT建機の活用、働き方改革の促進にも取り組むとした。

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