北陸農政局は20日付で19年度発注見通しの第2回変更を公表した。WTO対象の「新川流域二期農業水利事業 新川河口自然排水樋門ゲート設備製作据付工事」(新潟市西区五十嵐二の町地内ほか)を新たに追加する。
概要は自然排水樋門建設に係るゲート製作・据付一式。発注規模は10億円から20億円。工期が約37カ月となる。種別は鋼構造物工事。一般競争で第4四半期(概ね2月)の入札を予定している。ECI方式による土木工事と発注を分けた。
新川自然排水樋門建設工事は同局初の技術協力・施工タイプ(ECI)による技術提案・交渉方式を適用。技術協力業務の契約を締結し、別途契約済みの設計業務に技術提案を反映させながら、施工の価格交渉を実施する。施工者の技術力とノウハウを設計段階から投入することで、コスト縮減や工期短縮を図るのが目的。技術協力業務は鹿島が担当。土木工事も同社が担い、7月をめどに随意契約する予定。
全体概要は樋門長61・4メートル(3門)、フローティングタイプ全可動堰の新設。工期は23年3月まで。