静岡市は、葵消防署の全面改修を予定しており、6月に実施設計を発注する。一般競争事後審査型を適用する。工事は、順調なら2020年度に実施する。
場所は葵区追手町6ノ2。1981年に建築、静岡中央警察署と左右2分する形の合築形式だが、改修は葵署部分のみ。
規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上8階建て延べ1万4100平方b、このうち葵消防署は延べ3732平方b。両施設は壁で仕切られ、電気や給排水施設は別系統。
間仕切り壁を取り払い、スケルトン状態にして、建築、電気、給排水衛生、空調など全てを含む全面改修を予定しているが、具体的な改修方法は設計の中で検討する。施設内容は、仮眠室、食堂、車庫、事務室、市役所使用スペースなど。
外壁は、打ち込みタイルの浮いている部分を補修する。屋上は、アスファルト防水の押さえコンクリート。
設計期間は8カ月間を見込む。工事期間中は施設を閉鎖、工事は単年度で実施する可能性が高い。
アセットマネジメントにより、施設の長寿命化を図るために改修を計画。当初は17年度設計、18年度工事を予定していたが、老朽化程度が著しい千代田消防署を優先した経緯がある。
提供:建通新聞社
(2019/5/20)
建通新聞社 静岡支社