トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2019/05/20

【滋賀】県長浜土木 木之本長浜線「大井川橋」の架替

 県長浜土木事務所は、県道木之本長浜線の森・祇園工区における道路拡幅改良事業の一環として、県道を横断して流れる大型用排水路の「大井川」に架かる大井川橋の架け替えを計画、事業を管轄する道路計画課では、担当コンサルを石居設計に決め、9月末の完了を目途に、詳細設計を進めている。
 現在進められているコンサル業務では、昭和41年3月に竣工し50年以上が経過した現在の大井川橋(写真)に替わり、2車線(片側幅3b)で両側に幅3bの歩道を設けた全幅16・8bに拡幅改良する大井川新橋梁L11・7bの詳細設計をメインに、架け替えに伴って現道の西側に仮設する全長L160bの迂回路(仮設橋1橋を含む)の道路詳細設計を予定。
 さらに、県道木之本長浜線の東隣りを北側から並行して流れ、大井川へと合流する大型用排水路の「鬼川」を、県道の拡幅改良に伴い東側へとスライドさせて付け替える鬼川の排水路工L150b(幅3・5b)と、大井川の排水路工L60bや自立式土留工1基などの設計業務を、あわせて実施する予定。今年度から来年度にかけ、これら設計業務を進めるとともに拡幅改良に伴う用地取得業務を推進し、次年度(2020年度)以降の工事着手を目指す。
 詳細設計に先駆け、土質調査(担当・関西技研)や用水路の路線測量(同・鈴鹿設計事務所)、橋梁の予備設計(同・東京建設コンサルタント)などを、それぞれ実施。橋梁の予備設計では、新橋梁の形式を「鋼単純鋼床版鈑桁橋」に決め、詳細設計を進めている。
 県道木之本長浜線の森・祇園工区の道路拡幅改良事業は、県の道路整備アクションプログラムの長浜・米原地域における改築系道路事業にラインナップ。通学路にもなっているのに歩道が無く、交通量が多い祇園交差点から国道8号の森交差点までの「森・祇園工区」について、道路の両側に歩道を設けて拡幅改良することにより、狭隘区間の解消と歩行者や自転車の安全確保、国道8号交差点の渋滞解消などを図る。

提供:滋賀産業新聞