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　花角英世新潟県知事は１６日、定例記者会見を開き、１１日と１２日に新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれたＧ２０農業大臣会合について「食や文化を通じて、多くの方に新潟の魅力を感じてもらうことができたのではないか」との認識を示した。
　当日は世界３４カ国・機関から約３００人が参加し、農業・食品分野の持続可能性について議論。花角知事は「初日に行われた歓迎レセプションでは、食文化の豊かさを強調するとともに、２日目は北方文化博物館や酒蔵、ＩＣＴを活用したスマート農業を見学してもらうなど、新潟の農業の魅力も発信できた」と成果を強調した。また、今後の新潟の農業の方向性に向けては「次世代の担い手確保に向けた取り組みを進める中で、園芸にも力を入れ、稼げる農業を目指していかなければならない」と力を込めた。
　そのほか、日銀新潟支店が県内の景気判断について回復を続けていると据え置きしたことに関しては「相対としてみれば、緩やかな回復基調になっている」と述べたうえで、「その一方で、米中貿易摩擦への懸念の声も聞かれることから、引き続き注視していきたい」と話した。