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北陸工業新聞社
2019/05/17

【富山】園家で副離岸堤など/下新川海岸保全整備に17億/整備局黒部 

 北陸地方整備局黒部河川事務所は19年度、下新川海岸における海岸保全施設整備事業に17億7838万円を投じて、入善町園家地区で副離岸堤工事などを推進する。事業費の内訳は工事費14億9927万円、測量設計費1億7228万円、船舶・機械器具費1億172万円ほか。
 発注見通しによると、工事は▽吉原緩傾斜堤改良その1工事 緩傾斜堤改良60メートル、1500平方メートル▽園家副離岸堤(No.110)ブロック製作その4工事 本体ブロック(48トン)60個、同(36トン)165個▽園家副離岸堤(No.112)ブロック製作その1工事 本体ブロック(40トン)110個、同(30トン)70個▽園家副離岸堤(No.113)ブロック製作その1工事 本体ブロック(40トン)110個、同(30トン)70個▽大島消波堤改良その1工事 袋詰玉石工3200個、消波ブロック(8トン)750個、被覆ブロック(6トン)125個―の5件。いずれも発注規模が1億円以上2億円未満で、吉原緩傾斜堤改良その1工事を第1四半期、そのほかを第2四半期に発注する。
 業務では、下新川海岸事業計画検討を第1四半期、黒部、入善・朝日地区の深浅測量を第2四半期に発注する。
 同事業では、19年度以降に残事業費約348億円を投じ、越波による浸水被害防止のための副離岸堤の新設、離岸堤の補強を継続的に実施。18年度に入善町吉原地先の家屋連担地区の整備が完了し、引き続き入善町下飯野(園家)地先を整備している。総事業費は約1031億円で、事業費ベースによる18年度末の進捗率は66%。事業期間は42年度まで。

hokuriku