東日本高速道路会社(NEXCO東日本)関東支社は横浜環状南線・公田インターチェンジの工事に先立つ技術協力業務を大林組・東亜建設工業・大本組JVに委託した。設計段階から施工者が関与するECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)を展開するため、2018年12月から公募型プロポーザル方式(技術提案・交渉方式の技術協力・施工タイプ)で優先交渉権者の選定手続きを進めていた。4月15日に税込み3630万円で契約。10月15日を期限に履行してもらい、価格などの交渉が成立すれば税込み430億円程度を見込む函渠約900bの工事も同JVと契約する。
公田IC(横浜市栄区桂台西〜公田町)は2連函渠の本線脇に函渠・掘割のランプを置き、上部の都市計画道路・上郷公田線(横浜市施行)と連結させる。本線函渠とランプ函渠・掘割の各一部を築造する試験工事を大林組で進めている他、大日本コンサルタント(東京都豊島区)で道路詳細設計を行っていた。
NEXCO東日本関東支社は横環南・釜利谷庄戸トンネル(横浜市金沢区釜利谷〜栄区上郷町)の工事でもECIを展開するため、公募型プロポによる優先交渉権者の選定手続きを進めている。こちらは技術協力業務規模が税込み3000万円程度、トンネル約1900bや函渠約300bの工事規模が同320億円程度となっている。
提供:建通新聞社