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日刊建設タイムズ社
2019/05/16

【千葉】千都で実施設計へ/県社会福祉センター整備事業/21年1月以降に着工/耐震構造に制振付加

 県健康福祉部健康福祉指導課は、県社会福祉センターを移転改築する「千葉県社会福祉センター整備事業」の実施設計について、基本設計を担当した千都建築設計事務所(千葉市美浜区真砂3―1―2)に随意契約で委託する方針で、手続きを進めている。契約締結後に実施設計に着手し、設計完了後、2021年1月以降に着工。22年度後半の供用開始を目指す。
 同事業は、老朽化に加え、耐震性が不十分な県社会福祉センターについて、社会福祉活動の推進や災害時におけるボランティアの拠点としての機能を強化するため、県が主体となって再整備を行うもの。
 建物規模はS造5階建て延べ約5400u。耐震構造を採用し、各階に制振ダンパーを設置することで制振構造を付加する。基礎は杭基礎を予定。建物用途は1階がエントランスホール、展示スペース、防災備蓄倉庫など、2階が研修室、3階が会議室、4〜5階が事務室。
 施設には▽福祉団体関係活動の拠点▽県民の地域福祉活動の拠点▽福祉人材養成確保の拠点▽災害の福祉的支援の拠点――としての機能を導入する。
 建設場所は千葉市中央区千葉港4―5地先で、旧女性サポートセンター一時保護所跡地。本年度に既存の建物を解体する。敷地面積は2646u。建物は本館と付属建物があり、規模は本館がRC造3階建て延べ約1155uで、総延べ床面積は約1206u。
 解体工事は本年度、県県土整備部営繕課が第2四半期に一般競争入札で発注する。工期は約6か月を見込む。実施設計は能城綜合企画設計事務所(千葉市中央区末広1―21―9)が担当。
 既存の社会福祉センター(千葉市中央区千葉港4―3)は1974年1月29日の竣工。建築後43年を経過し、施設の老朽化が進んでいるほか、Is値が0・37で耐震性が不足している。敷地面積は1178u。建物規模はSRC造5階(塔屋2階)建て延べ3789・54u。
 施設内には社会福祉7団体、高齢者福祉4団体、障害者福祉4団体、その他1団体の合計16団体が入居している。施設は、県社会福祉協議会と県が共同で所有。新施設は県の単独所有となる。k_times_comをフォローしましょう
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