津山市は公共施設の長寿命化や安定した運営を実現するため、2025年度までの「公共施設保全・長寿命化計画シート」(長寿命化個別計画カルテ)を策定した。
同計画は、17年度に策定された「公共施設再編基本計画」により、長寿命化対象となった中央公民館など62施設の外構、屋根・屋上、構造体、外装、内装、設備類など計6カ所の老朽化進行状況を点検し、その度合を4段階で判定した。
Aは新品または新築と同等のもの。Bは多少の劣化は認められるが機能上大きな支障が無いもの。Cは近い将来に更新を要するもの。Dは機能不全やそのまま使用するのが危険なため建て替えなどの措置が必要なもの。なお、問題がなかった施設も3年ごとに点検を実施していく。
また、修繕工事の実施は前期(3年以内)、中期(4〜7年以内)、後期(8〜10年以内)と10年間にわたって行う予定。
主な施設の修繕内容、スケジュールは以下の通り。
中央公民館(1981年築、鉄筋コンクリート造3階建て延べ2398平方b)外壁、樋、建具シーリング更新(前期)、消火ポンプ配管更新、空調機器更新(中期)。
勝北支所(85年築、鉄筋コンクリート造3階建て延べ3504平方b)屋根防水改修(中期)、空調更新(後期)。
久米支所(98年築、鉄筋コンクリート造3階建て延べ4514平方b)屋根トップライト更新(前期)、空調更新(後期)など。
「提供:建通新聞社」