国土交通省名古屋国道事務所は、交通安全施設整備で2019年度、交差点改良を12事業、歩道整備を2事業で進める。新規に着手するのは交差点改良が国道1号弥富高架橋南地区など4事業ある。歩道整備は国道155号山口地区と同153号小田木地区で整備を進める。
交差点改良の新規着手箇所は▽国道1号弥富高架橋南交差点▽国道19号丸の内2丁目地区▽国道22号堀越交差点▽国道22号古城交差点―の4カ所。
弥富高架橋南交差点は、右折レーンの延伸(現状50bを85bに)と交差点コンパクト化を行う。20年度末までの改良完成を目指す。
丸の内2丁目地区の事故対策は、長者町交差点〜呉服町交差点間の歩道を改良する。植栽が視距視認性を阻害しているため、植栽を撤去して歩道を広げる。延長は400bで、歩道幅員は現況4・4bが8・1bとなる。
堀越交差点は、右折レーンのカラー化の他、下り右折レーンの延伸(現状80bを120b)、ドットライン設置などを実施。古城交差点は、交差点コンパクト化と減速路面標示(延長250b)を行う。20年度までを目標に整備を行う。
その他、継続路線では、豊橋岡崎地区事故対策の1・5車線化(右折ポケット)整備を進める。対象の全体5カ所のうち、18年度に4カ所が完成し、残り整備箇所は1カ所。国道19号桜通は、大津交差点〜泉2丁目交差点までの4カ所で停止線の前出し改良を継続する。国道19号勝川4丁目交差点改良は、西行き車線を信号化して処理する改良を19年度末までに完了させる。
瀬戸市の国道155号山口地区の歩道整備は、愛知環状鉄道の山口駅北側の山口東交差点から幡山東小西交差点までの延長約500b。現在は歩道が部分的に設置しているものの、歩道がある箇所も幅員が1b程度しかないといった課題がある。歩道整備は両側に設置する計画で、幅員は2b。現道は2車線プラス路肩で幅員は8b程度。20年度末までの整備完了を目標とする。
国道153号小田木地区は、豊田市小田木町内に歩道を新設する。整備延長は500b程度を予定し、道路北側の法面を切る形で歩道を作る計画。現道幅員は9b程度。新設歩道の幅員は2b。19年度内の整備完了が目標。
提供:建通新聞社