中外製薬(東京都北区浮間5ノ5ノ1)は、横浜市戸塚区の柏尾川を挟んだ東西の敷地内に計画する研究施設「(仮称)横浜研究拠点プロジェクト」について工事スケジュールを固めた。総延べ床面積約12万2000平方bの規模で、いずれも8月初旬の着工、2022年8月末の完成を予定している。施工者は未定となっている。
同プロジェクトは、柏尾川を挟んで西側敷地(横浜市戸塚区戸塚町216ノ1他、面積7万9787平方b)と、東側敷地(横浜市戸塚区上倉田町79ノ1他、面積7万8806平方b)に加え、河川横断部(約8400平方b)を開発。創薬や開発研究など新薬を生み出す先端的な研究施設を建設するもの。用地は日立製作所(東京都千代田区丸の内1ノ6ノ6)から16年3月に取得した。
西側敷地の施設規模は、鉄骨・鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て7棟、総延べ床面積11万2610平方b。研究所棟を整備する。研究棟、管理棟、警備棟、地域開放棟の他、提供公園などを配置する。高さは31b。駐車台数は298台。
一方、東側敷地には鉄骨・鉄筋コンクリート・木造5階建て9棟、総延べ床面積1万平方bの規模で、研究所と福利厚生施設などの複合施設を建設する。この他、クラブハウス、グラウンドなどを設ける。高さは31bで、101台分の駐車スペースを確保する。
設計は日本設計(東京都新宿区)が担当。
提供:建通新聞社