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建設新聞社
2019/05/14

【東北・宮城】仙台市が新庁舎低層部等活用のサウンディング調査

 仙台市は、現地建て替えを計画している本庁舎について、新庁舎の低層部および敷地内に設ける予定の屋外広場と、敷地南側に位置する市民広場の市民利用機能としての一体的な活用を計画しており、機能のあり方や事業方式を検討するため民間事業者との対話によるサウンディング調査を実施する。
 対象は不動産業者、デベロッパー、商業企画設計施工会社、商業コンサルティング事業者、商業プロパティマネジメント業者、リーシング業者、金融機関などを想定。今月20日18時から市本庁舎6階第二会議室で事前説明会を行う予定で、参加を希望する場合は17日までEメール(zai003075@city.sendai.jp)で受け付ける。
 その後、今月20日から6月17日まで個別ヒアリングの参加申し込みを受け付け、6月10日から20日まで(土日除く)の期間内に各社1時間から1時間半の時間でヒアリングを行う。
 対話内容は▽事業コンセプト▽事業方式▽管理・運営についての考え方―に関する提案および質問となる。サウンディング結果は、7月中の公表を予定している。
 新本庁舎は、既存施設の老朽化などに対応するため計画。施設規模は、S造地下2階地上19階建て、延べ約6万6000平方b〜7万8000平方bを想定している。現在、基本計画の策定を進めており、2020年度の設計着手、23年度の着工、27年度の供用開始を見込んでいる。
 新庁舎のうち、市民利用機能として活用するのは低層部の最大3000平方b程度(共用部除く)。商業施設やマルシェなどを見込んでいる。加えて、敷地内に設ける屋外広場と庁舎南側の市民広場約6200平方bも、低層部と一体的な市民利用機能として利用する方針だ。
 市では、調査結果を基に内部で方針を検討。低層部事業者の公募については24年度を予定している。

 提供:建設新聞社