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日本工業経済新聞社(茨城)
2019/05/10

【茨城】古河市が駅東部に26億円設定/19・20年度実施計画

 古河市は2019〜20年度の実施計画をまとめた。計画によると、重点施策として128事業を選定した。建設関係では古河駅東部地区の整備に事業費26億1625万5000円を設定し、土地区画整理と街路整備を推進する。また筑西幹線道路、仁連江口線、桜町上辺見線南町工区、新4号アクセス道路の整備を引き続き進める。このほか19年度に市サッカー場の人工芝化、道の駅「まくらがの里こが」の駐車場拡張を実施する予定だ。
 実施計画は第2次市総合計画(16〜35年度)の基本理念「華のある都市(まち)古河」の実現に向け市が実施する約800事業のうち、具体的かつ重点的に取り組む事業を示すもの。
 重点施策の体系は@「市民協働」地域のみんなで古河をつくる(3事業)A「健康福祉」互いに支え合う古河をつくる(35事業)B「教育文化」人が育ち文化の息づく古河をつくる(31事業)C「産業労働」活力とにぎわいのある古河をつくる(28事業)D「生活環境」安全で快適な古河をつくる(12事業)E「都市基盤」魅力的で利便性の高い古河をつくる(11事業)F「行財政」古河づくりを支える行政経営(8事業)―。
 古河駅東部地区では健全な市街地環境の整備を図るため、土地区画整理に9億2145万円を充て、旭町地内の造成、不良土分別工、上水道整備などを行う。街路整備には16億9480万5000円を見込んでおり、区画道路や雨水排水施設の整備などを進める。
 駅周辺関係では駅西口地区の常備消防施設整備に1億1385万3000円を試算しており、市が用地取得を、茨城西南地方広域市町村圏事務組合が設計や建設などを行う予定。19年度に用地取得と設計を行い、20年度の着工を目指す。
 筑西幹線道路整備では19年度に用地取得が完了する見通しから、柳橋下大野線の道路改良を推進するとともに、下大野橋の護岸工や中関橋の函渠整備を実施する。事業費は8億2505万2000円。
 道路関係では仁連江口線整備に4億6245万7000円、桜町上辺見線南町工区の整備に3億2438万7000円、新4号国道アクセス道路整備に2億6493万4000円を試算している。用地取得や道路改良などを進めていく。
 市サッカー場では利便性の向上を図るため、1億8422万6000円を設定し、天然芝のグラウンドを全面的に人工芝化する計画。改修面積は約8500uを見込む。
 道の駅「まくらがの里こが」の駐車場拡張には事業費3億176万2000円。現在の小型車などの駐車台数は196台で、159台分の増台を想定している。工事は2工区で実施する予定。
 このほか3庁舎(総和、古河、三和)で非常用電源設備などの整備に向け、設計や工事などに1億4336万8000円を設定した。また防災行政無線のデジタル化に2億224万円を充て、順次更新を進めていく。