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日本工業経済新聞社(茨城)
2019/04/24

【茨城】下妻市新庁舎はDB方式/県西地区主要建築事業


 県西地区の市町で2019年度に計画されている建築関係の主要事業をまとめた。下妻市の新庁舎建設では基本設計先行型DB方式を採用し、19年度中にも実施設計・施工の事業者選定に取り掛かりたい考え。坂東市では岩井公民館と猿島体育館の大規模改修を進める。境町は第3期境地区定住促進住宅整備について5月から民間事業者を選定する公募型プロポーザルを開始する予定。このほか筑西市の関城中学校で新屋内プール建設に向け、既存プールを解体する見通しだ。
 県西地区の主要建築計画は次のとおり。
 【古河市】
 ◆水海小学校体育館改修事業=経年劣化が進む体育館の外壁で耐震対策に取り掛かる。施設概要は1983年築のRC造(一部S造)2階建て、延べ864u。外壁のひび割れなどでさび落としを行い、補修や塗装などを実施する。9月ごろにも実施設計を策定し、速やかに工事を発注したい考え。事業費は5794万6000円。
 【筑西市】
 ◆関城中学校プール改築事業=2019年度に既存プールを解体し、20年度に屋内プールと新管理棟を建設する計画。既存プールは50m屋外プールと管理棟(RC造平屋、227u)で構成。事業費8268万1000円を充て、解体を進める。新築する屋内プールはS造平屋、約590u、新管理棟はRC造平屋、約190uを想定している。
 ◆4小学校校舎大規模改造事業=中小北校舎、関城東小北校舎、河間小東校舎、嘉田生崎小南校舎で老朽化に伴う大規模改造を実施する。4月5日には建築・電気・機械の3分離で公告。開札は建築が24日、電気と機械が25日を予定。4校合計で工事費は12億7585万7000円、工事監理委託料は6885万1000円となっている。
 【結城市】
 ◆市営住宅維持改修事業=老朽化が進む中住宅(4棟20戸)と城西アパートA棟(1棟12戸)で長寿命化改修に取り掛かる。工事費に4574万9000円を設定。このほか立の山住宅解体工事に221万6000円、退去時修繕に850万円を配分した。
 【常総市】
 ◆水海道第六保育所増築事業=1〜2歳児室を増築(W造平屋、約83u)し、18人の定員増を見込む。現施設の概要は1995年築のS造平屋、延べ837・67u。定員は125人。工事費は3457万1000円、工事監理委託料は121万8000円。秋ごろにも工事を発注する見通し。
 【坂東市】
 ◆岩井公民館大規模改修事業=2018年度から2カ年で大規模改修を実施中。19年度の第2期工事では地下の機械設備や電気設備などを地上に移設するほか、施設の耐震補強などを行う。施設概要は1981年築のRC造2階建て、延べ2743u。4月17日に工事を公告し、開札は5月24日を予定。工事費に5億1700万円、工事監理委託料に1100万円を設定している。
 ◆猿島体育館大規模改修事業=競技場のブレース補強、天井部の補強と一部塗装、屋上の全面的な防水改修、玄関庇の頬づえの落下防止対策、館内全照明のLED化、和式トイレの全面洋式化などを実施する予定。施設概要は80年築のSRC造(一部S造)2階建て、延べ2090・83u。年度早期の発注を目指す。工事費は1億3200万円、工事監理委託料は520万円。
 【下妻市】
 ◆庁舎等建設事業=本庁舎、千代川庁舎、保健センターを集約した新庁舎を建設する。建設予定地は本城町の現本庁舎付近。規模は現時点で3〜4階建ての約8000uを想定している。実施設計と建設工事を一括して発注する見通し。2020年度の着工を目指す。概算事業費は約45億円を見込む。併せて市民文化会館と下妻公民館を複合化した地域交流センターの整備も検討していく。
 【八千代町】
 ◆東中学校柔剣道場屋根改修事業=雨漏りなどが発生している屋根を補修する。施設概要は1987年築のS造2階建て、延べ845u。年度早期にも設計を発注し、まとまり次第、工事に着手する方針。工事費は2249万円、工事設計・監理委託料は251万円。
 【五霞町】
 ◆B&G海洋センター中規模修繕事業=施設全体の経年劣化が進んでいることから、町公共施設等総合管理計画において中規模修繕を計画。施設概要は1990年築のSRC造2階建て、延べ1828u。工事費は1億3000万円。
 【境町】
 ◆第3期境地区定住促進住宅整備事業=PFIのBTO方式を採用し、境地区に集合住宅(RC造、28戸程度)と戸建て住宅(RC造、8戸程度)を整備する。事業者の決定後、7月から整備に着手し、2020年3月の完成を目指す。19年度事業費には5億7044万9000円を設定した。