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日本工業経済新聞社(茨城)
2019/04/19

【茨城】ひたちなか市が統合小建設/県北地区の主要建築事業

 県北地区の市町村で2019年度に計画されている主要建築事業をまとめた。ひたちなか市の統合校建設事業は、19年度予算で限度額58億9800万円の債務負担行為を設定。建築物の延べ床面積は1万4706・22uで計画。順調なら夏ごろに工事を一般競争入札で公告し、9月議会で工事契約議案を上程。21年度の開校を目指す。東海村では(仮称)歴史と未来の交流館の本体工事がいよいよ始まる。規模はRC造(一部S造)2階建て、延べ2835・6u。6月議会での工事契約議案上程を目指しており、近く公告の見通し。日立市では日高小学校の改築や滑川団地の建替といった工事に取り掛かる。
 県北地区の19年度主要建築事業は次のとおり。
 【日立市】
 ◆日高小学校校舎改築事業=老朽化した校舎を敷地内で建て替えて児童の学習環境改善を図る。工事費は3カ年継続費23億7526万1000円を設定。規模はRC造3階建て、延べ約6200uを想定。設計は且O上建築事務所(水戸市)。
 ◆滑川団地建替事業=若年層および子育て世代に対する魅力づくりや高齢者など単身世帯向け住宅整備のため、滑川本町に新たな団地4棟を建設するもの。19〜20年度に工事予定。設計は褐j設計(東京都新宿区)。予算額は2カ年総額13億7149万1000円。
 【常陸太田市】
 ◆水府小中学校整備事業=水府地区に立地する水府小学校、山田小学校、水府中学校を統合して施設一体型の小中一貫校を整備する。校舎建築工事はりんかい日産建設梶i東京都港区)・鰹ャ池住建(常陸太田市)JVが18年度から着手。19年度は屋内運動場の設計、校舎外構工事、既存校舎解体工事を行う。
 【高萩市】
 ◆総合福祉センター改修事業=老朽化が見られる空調設備を改修して環境改善を図る。工事は19年度から2期に分けて行う予定。設計は18年度に潟Gイプラス・デザイン(水戸市)に委託。
 【北茨城市】
 ◆磯原中学校建設事業=施設の老朽化が顕著なため移転新築を行う。設計は渇ェ田新一設計事務所・且ト建築設計事務所JVが担当し、10月ごろに実施設計がまとまる見通し。冬にも建設工事を発注する。2カ年総額28億1820万円の継続費を設定。
 【ひたちなか市】
 ◆統合校建設事業=平磯・磯崎・阿字ヶ浦地区に小中一貫校を建設する。敷地面積は5万8400u。設計は椛釜a技術研究所(東京都品川区)がまとめた。学校建設と合わせて、付近にひたちなか海浜鉄道湊線の新駅を設置する計画もある。
 【常陸大宮市】
 ◆学校給食センター施設整備事業=市内3カ所の給食センターのうち老朽化が著しい大宮学校給食センターおよび御前山学校給食センターを集約し、旧第一中学校跡地(鷹巣2699−2)に配食数2500食程度の新学校給食センターを建設する。規模はS造2階建て、延べ1793・09u。設計は鰹建築研究室(水戸市)が策定。本体工事に外構や備品購入などを含んだ金額は14・4億円程度を見込む。
 【那珂市】
 ◆教育支援センター整備事業=旧戸多小学校校舎の1階と2階を利活用し、現在の市商工会館(菅谷4404―7)2階から機能を移設する。18年度は潟Gイプラス・デザイン(水戸市)が耐震補強および改修工事に関する設計を策定。20年4月の供用開始を目指して整備を進める。予算額は1億8920万7000円。
 【東海村】
 ◆(仮称)歴史と未来の交流館整備事業=建設地は東海消防署西側の村有地(村松字藤ヶ作768−38)で、敷地面積は6676u。基本・実施設計は活イ設計(東京都品川区)が担当。電気・機械・外構や展示制作の委託費などを含む建築関連費は15億8900万円。
 【大子町】
 ◆新庁舎建設事業=老朽化や狭あい化、耐震性の不足、バリアフリーの不備といった課題がある現庁舎を建て替える。設計を一部見直した上で、本年度から工事に入る予定。規模は2階建て、延べ3561uで計画。20年度内の竣工、21年度の供用を目指す。設計は渇涛。克彦建築研究所(東京都港区)。