日本工業経済新聞社(茨城)
2019/04/15
【茨城】創設7、増築4/県が特養支援へ22億円
県保健福祉部長寿福祉課は15日、特別養護老人ホーム創設などに整備費を助成する「老人福祉施設整備費補助金」の本年度分を設置主体法人に内示した。計画では特養7施設が創設で、4施設が増築する。例年、早い法人では6月下旬にも工事の一般競争入札を公告している。
県では各市町村老人福祉計画および介護保険事業計画との整合性を図りつつ、いばらき高齢者プラン21や各市町村の計画に基づき、福祉圏域ごとの整備状況を考慮し、均衡ある整備を進めている。
老人福祉施設整備費補助金は、特別養護老人ホームの新設や増改築などに整備費を助成するもの。
本年度当初予算には老人福祉施設整備費として22億4800万円を計上。補助単価は特別養護老人ホームが1床当たり300万円、ショートステイが1床当たり135万円。
本年度の対象は12施設。このうち創設は(福)陽康会の「(仮)あいおんの里河和田」(水戸市)、(仮)(福)柏章会の「(仮)こころの里」(牛久市)、(福)朱白会の「(仮)トリアネイ」(稲敷市)、「(仮)エミール」(美浦村)、(福)若竹会の「(仮)セントラル本郷」(阿見町)、(福)向日葵福祉会の「(仮)ひまわり苑」(筑西市)、(福)慈光学園の「(仮)さしまの家」(坂東市)。
規模は70〜90床で、いずれもショートステイ10床も併設する。
なお、向日葵福祉会では「ことぶき荘」(筑西市)の改築も行う(養護50床)。
増築は(福)北友会の「渡里すずらん苑」(水戸市)、(福)清栄会の「きたうら」(行方市)、(福)泰仁会「やさと」(石岡市)、(福)輝寿会の「やまゆりの郷」(守谷市)の4施設。
同課では15日に法人を集め、補助金を内示すると同時に説明会を実施した。