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　横浜市は５月14日、緑園義務教育学校整備の第１工区と横浜マリンタワー改修に関わる建築工事２件の条件付き一般競争入札を公告した。緑園の第１工区は建築Ａ市内事業者の技術力結集型２〜３者ＪＶが対象で、６月４〜６日に入札書を受け付けて６月７日に開札する。マリンタワー改修は建築Ａの市内事業者または準市内事業者による混合入札（単体、技術力結集型２者ＪＶ）とし、６月20〜24日に入札書を受け付けて６月25日に開札する。いずれも今秋の第３回市会定例会に契約案を付議する予定だ。
　緑園義務教育学校は、泉区緑園５ノ28にある緑園東小学校と隣接の中学校予定地を利用して設ける小中一貫校。後期課程（中学生３学年）の校舎棟やアリーナ棟の増築、緑園東小の既存校舎棟改修とプール改築などを10月〜２０２２年３月に行って、前期課程（小学生６学年）と後期課程で１４５０人程度が学べる環境を整備する。金子設計（横浜市磯子区）で設計を進めていた。
　第１工区の建築工事では、鉄筋コンクリート造４階建て延べ６３３１平方�bの校舎棟や同造平屋８２７平方�bのプールの建設などを21年３月19日までに実施する。別途、電気設備工事や衛生空調設備工事などの施工者を第１〜第２四半期の条件付き一般競争入札で決める予定。19年度当初予算で工事費27億円（20年度債務負担行為限度額含む）を確保した。
　アリーナ棟（鉄筋コンクリート造２階建て延べ約２５００平方�b）の建設や緑園東小の既存校舎改修といった後続工事は20〜21年度に実施する見通し。
　一方、横浜マリンタワーは中区山下町14ノ１他に高さ１０６�b、延べ床面積４３８９平方�bの規模で立地。日建設計（東京都千代田区）による設計を経て▽塔体塗装修繕▽展望用昇降機制御装置更新▽空調機器更新―などの改修工事を19〜21年度に実施する。19年度当初予算で工事費16億６０００万円（20〜21年度債務負担行為限度額含む）を確保した。
　今回の建築工事は鉄部の劣化補修や塗装と防水の改修などが内容。22年３月31日までに完了させる。

提供：建通新聞社