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建設新聞社(長崎)
2019/05/13

【佐賀】県 鳥栖朝倉線味坂SIC工区に着手

佐賀県 総事業費は37億 23年度完成予定
  主要地方道鳥栖朝倉線 改良事業道路の築造予定地(山下川付近)

 佐賀県は、本年度から道路改良事業主要地方道鳥栖朝倉線味坂SIC(仮称)工区(鳥栖市酒井西町―酒井東町)に新規着手する。事業区間の延長は約1000bで、西日本高速道路梶iNEXCO西日本)が九州縦貫自動車道鹿児島線に設置する「味坂スマートインターチェンジ(仮称、SIC)」のアクセス道路を整備するもの。2023年度の整備完了を目指しており、総事業費は37億4400万円を見込んでいる。
 同路線は鳥栖市を起点とし、福岡県小郡市を経て、朝倉市に至る主要な幹線道路。新たに設置される味坂SIC周辺には鳥栖商工団地などの産業拠点が集積しており、今後も地域振興の拠点として更なる開発が見込まれる。このため県では高速道路へのアクセス向上を目的にバイパス整備を実施する。
 整備区間は国道3号の商工団地北入口交差点から東進し、九州自動車道の味坂SICを越えて、福岡県境の水路に至る約1000b区間で、道路幅員は13bとなり、両側に2・5bの歩道を設ける。
 道路構造は基本的に約1・5bの盛土だが、区間途中にある河川を跨ぐ部分は橋梁となる。河川は西側から大木川(橋長約20b)、山下川(同50b)、蓮原川(同10b)、秋光川および高速道路(同140b)があり、秋光川と高速道路を跨ぐ橋梁付近の盛土高は最大で約10bを予定している。
 19年度事業費は5億円で、詳細設計や調査測量などを実施し、順調に進めば用地交渉を行う予定。20年度以降は用地が取得できた部分から工事に入る見通し。
 このほか、味坂SICの進入ランプはNEXCO西日本、福岡県側の県道久留米小郡線に接続するアクセス道路(延長約600b)は福岡県がそれぞれ整備する。

ksrogo