北海道建設新聞社
2019/05/13
【北海道】上野北広島市長、鈴木知事にBPの道路整備要請
上野正三北広島市長は10日、北海道日本ハムファイターズのボールパーク(BP)構想の推進で鈴木直道知事を表敬訪問した。先月就任した鈴木知事に対し、アクセス道路整備など道による協力をあらためて要請。鈴木知事は市と連携を深め、アクセス向上や地域活性化に取り組む姿勢を示した。
上野市長はBP構想の実現に向け、アクセス道路を中心とする基盤整備、鉄道など輸送力の強化、都市計画に関する手続きについて「今後も道に協力してもらいたい」と求めた。
鈴木知事は2023年の新球場開業までに「やるべきことは山のようにある」と述べ、限られた時間の中でいかに成功さるかという視点が重要だとした。また北広島市には新球場周辺の基盤整備に取り組んでほしいとした上で、道として「市と緊密に連携し、交通アクセスの向上や新球場を活用した地域活性化に取り組む」との考えを示した。
終了後に報道陣の取材に応じた上野市長は、知事の対応について「大変心強く思った」と評価。道による支援なくして構想の実現は難しいとし、「時間がない中で連携を密にする必要がある」と強調した。アクセス道路に引き続き、新たに整備する橋梁の実施設計について「まもなく発注する」と述べるなど市の取り組みをアピールした。
道は17日に開催予定の公共事業評価専門委員会でアクセス道路整備について審議し、国に20年度着手を要望する事業としての妥当性を判断する。