一般社団法人新潟市建設業協会(会長・福田勝之福田組代表取締役会長)は10日、新潟市中央区のANAクラウンプラザホテル新潟で19年度定時総会を開いた。
冒頭、あいさつに立った福田会長は「平成から令和に改元し初めての総会。新時代を迎えるにあたり、社会の責務を認識し、会員一丸となって期待に応えたい」と呼び掛けた上で「公共工事の労務単価は97年以降最高水準に達した。建設業界に追い風が吹いている今こそ団結を強め、地域の発展に努めていくべき。生産性向上、働き方改革にも積極的に取り組んでいきたい」と力を込めた。
議事では、18年度業務概況報告、収支決算および監査報告、19年度事業計画と収支予算を審議しいずれも原案通り承認。19年度重点事業として、事業量の確保や改正品確法に基づく発注関係事務の運用に関する指針を徹底すること(適正な予定価格の設定、発注および施工時期の平準化、市内企業への優先発注、最低制限価格の引き上げ、適切な工期設定など)の要望、長時間労働の是正と週休2日に向けた取り組みの推奨、地域社会への貢献とボランティア活動の推進、災害時における協力体制の構築などを盛り込んだ。
総会後には新潟県建設業協会新潟支部と合同の懇親会を開き、参加者は親睦を深めた。