野々市市は、中林地区で整備を計画する市営墓地公園について、今年度は墓地の形態などに関する市民へのニーズ調査を行い、実施計画の策定に着手する。
同墓地公園については、中林地区土地区画整理事業施行区域内での整備となるため、用地取得について同区画整理組合など地元との協議を進めていく。
計画では、約2ヘクタールの敷地に全2000区画を配置する予定。墓域面積は墓園面積の3分の1程度以内に設定。市営墓地整備等検討委員会でアンケート結果を踏まえた内容を協議し、今後3年程度かけて1000区画を整備したい考えだ。当初予算に関連費250万円を計上した。
同委員会は昨年度、先進事例として津幡町と内灘町を視察し、施設型の合葬式墓地などに理解を深めている。墓地の種類は、従来の墓石型をはじめ、壁・芝生型や合葬式など多様な形式を取り入れる。敷地内に管理施設として事務所、休憩所、駐車場のほか、園路や植樹帯、芝生広場なども整備。管理方法についても、市直営や官民連携方式など様々な手法を検討していく。
市議会3月定例会で粟貴章市長は、同墓地公園について「日常的に市民が憩い集えるような公園をイメージしている」と示している。