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建通新聞社(中部)
2019/05/13

【愛知】名市住都 金山地区整備計画プロポを開始

 名古屋市住宅都市局は、金山駅周辺のまちづくりで、「金山地区整備計画等作成業務」の公募型プロポーザルの手続きを開始した。企画提案書は5月27〜29日に受け付ける。履行期間は2020年3月23日まで。本年度の検討成果を踏まえて、20年度にも都市計画変更手続きに向けた準備に着手する計画だ。開発事業者の公募手続きは20〜21年度が見込まれる。
 プロポーザルでは、ホールなどの文化施設を含む複合施設の取り組み実績をどのように金山地区のまちづくりにおいて活用していくかと、市内第2位の乗降人数がある金山駅でエリア防災計画を作成する場合に配慮すべき事項などについて提案を求める。
 業務は、18年度に実施した機能配置検討と観光文化交流局が19年度に検討する市民会館の整備基本方針案を踏まえて、道路や公園、駐車場、ホールなどの配置計画案をまとめるとともに、概算事業費や官民連携事業手法の検討を行う。また、大規模な災害が発生した場合のエリア防災計画案も取りまとめる。
 18年度の機能配置検討では、古沢公園街区と市民会館街区にホール(公共ホールと民間ホール)、公園、駐車場、民間施設を、アスナル金山街区に交通広場と民間施設をそれぞれ一体的な建築物として配置した場合に階層別の機能配置案を検討していた。
 同駅周辺のまちづくりでは、17年3月に策定した金山駅周辺まちづくり構想で、古沢公園街区と市民会館街区、アスナル金山街区の各市有地について、官民連携手法を取り入れて連鎖的に開発していく方針を打ち出している。古沢公園街区を先行整備する方針で、同街区は25年の開業を目指している。

提供:建通新聞社