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建通新聞社(東京)
2019/05/13

【東京】都財務局 土木工事で週休2日モデル試行へ

 東京都財務局は、公共工事の品質確保と担い手の中長期的な育成・確保に向けた取り組みの一環として、新たに土木業種で「週休2日モデル工事(経費補正あり)」を試行する。初年度となる2019年度は「東京都村山福祉園(31)医療棟土壌撤去工事」と「都有地(墨田区墨田五丁目)(31)木塀整備工事」の2件を対象とし、それぞれ6月と11月に入札契約手続きを開始する考え。
 同局では所管する建築と設備工事で16年度から週休2日モデル工事の試行を進めている。働き方改革などによる建設業の魅力向上策をさらに推進する必要があると判断し、土木工事でも週休2日モデルを試行することにした。
 当初の予定価格設定の段階で、週休2日(4週8休以上)の達成を前提とした経費(共通仮設費率、現場管理費率、労務費、機械賃料、土木工事標準単価)を上乗せする。そのため、現場閉所の達成状況を確認後、4週8休に満たなかった場合、達成状況に応じて補正分を減額する。
 試行対象のうち、東村山福祉園(東村山市萩山町1ノ35ノ1)では、医療棟周辺の汚染土壌を撤去する。希望制指名競争入札による契約手続きを6月上旬に始める。工期は12月まで。工事発注規模(税込み)は1000万〜2500万円。
 11月上旬に希望制指名競争入札を公表予定の都有地木塀整備工事では、都有地内にある既存の塀延長100bと汚染土壌を撤去し、新たに延長100bの木塀を設置する。工期は20年5月まで。工事発注規模は1億〜1億6000万円を想定している。

提供:建通新聞社