工事費1.7億円 2本で6月頃公告 市道移設・交差点改良を実施 長崎市は本年度、市道野母町1号線の移設および交差点改良を実施する。恐竜博物館建設に伴い増加が見込まれる交通量に対応するもので、工事費は1億7300万円。移設(新設)と国道499号接続部分の改良の2本に分け、6月にも公告したい考え。
現在の野母町1号線は国道499号のカーブ内に接続しており、見通しが悪く危険な交差点となっている。そのため野母崎体育館入口に接続を切替え、市道野母町52号に直線で連結できるルートに変更(図参照)すべく、延長316b・幅員6bの市道を新設、現道を切り替える。切替後の現道は市道廃止し、園路として活用する見通し。
新設道が接続する国道499号についても、市が交差点部と両側142bの改良を行う。右折帯を追加するため、現幅約12bを約14・7bに拡幅し、伴って歩道も一部改良するほか、信号機の移設を行う。
博物館周辺公園整備 測量・設計も実施この新設道を境界に、北側の野母崎総合運動公園、恐竜博物館周辺までの約3・2fの駐車場・公園整備についても現況測量と実施設計に着手する。測量および設計費としては1600万円を見込んでおり、市はこちらも6月後半までに公告したい考え。
実施設計は基本設計を含んでおり、具体的な整備内容は設計完了後に決定するものの、工事を含めた全体事業費は2億6000万円で、2020年度までに完了させる計画だ。