高知県文化生活スポーツ部は、2019年度のスポーツ施設改修事業費に2億6795万円を計上しており、県民体育館のトイレ改修、県民体育館補助競技場と高知東高校レスリング場の空調設置、山田高校のトラック改修を進める。このうち県民体育館トイレ改修は建築と設備に分離し、一般競争を5月にも公告する。
県民体育館の既存トイレ改修は、利用者の利便性向上と老朽更新のため、男性用、女性用、多目的を合わせた全20カ所で実施する。工事内容は大便器の洋式化、小便器をセンサー式に更新、床の乾式化など。工事費は1億2572万円。場所は高知市桟橋通2ノ1ノ53。建築設計はAL建築設計事務所(高知市)、設備設計はFocus設備設計事務所(高知市)が担当。
県民体育館補助競技場の空調整備は、6月までに設計を外注し、10月ごろ発注する。補助競技場は、体育館2階にあり面積は786平方b。バレーボール、バスケットボールは1面、バドミントンは3面確保できるスペースがある。これまで空調が設置されていなかったが、熱中症予防の観点から新設する。19年度当初予算には設計委託料322万円、工事費5584万円を計上。
高知東高校レスリング場の空調整備は6〜7月に設計外注し、11月に発注する。競技力向上の他、東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿誘致のため新設する。19年度当初予算には設計委託料208万円、工事費3078万円を計上。場所は高知市一宮徳谷23ノ1。
山田高校トラック改修は、5月に設計を建設技術公社に委託、7〜8月に発注する。グラウンドの外周にタータン舗装したトラックがあるが、表面が削れて滑りやすくなっているため、表面をはがし同様の舗装を打ち直す。同校の女子陸上部は全国高校駅伝に30年連続出場し日本代表も輩出する強豪で、今回の改修を通じ競技力向上と安全対策を進める。19年度当初予算には設計積算施工監理委託料156万円、工事費2714万円を計上。場所は香美市土佐山田町旭町3ノ1ノ3。
提供:建通新聞社