概算事業費約40億円を投じて今年秋の着工を目指す境港市民交流センター(仮称)の発注方針について境港市建設部は、8日に開いた2019年度経営者説明会の席上で業界に説明した。それによると工事の発注区分は、建築(建築工事)、管(機械設備工事)、電気(電気設備工事)、土木または舗装(外構工事)を予定。21年度発注を予定する外構工事以外の3件はすべて今年度に発注する。また、発注方針は建築、管、電気については境港市格付けの各工種A級および境港市建設工事入札参加資格を有する鳥取県格付けの各工種A級の業者を対象とする。要件は自主結成による3者JVで、代表者または構成員に鳥取県西部地区の業者1社以上を有すること。代表者になれる者として一定の条件(P点何点以上)を付す。なお、これから建築、管、電気の工種で鳥取県建設工事入札参加資格者の格付けでA級を有する者で境港市建設工事入札参加資格を有していない者を対象に、入札参加資格の審査申請手続きを追加で行っていく。
この市民交流センターは、市の文化・芸術、交流の拠点で、市内最大規模の避難施設でもあった市民会館が耐震強度不足から使用停止となったためこれを解体、新図書館を含めた新しい拠点施設を整備する。建築規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ床面積7104・32平方b。建設スケジュールは今秋に着工して21年秋に完成させ、22年春のオープンを目指す。
日刊建設工業新聞